療養型医療施設へ入院

早朝からゴソゴソと動き回っていた。
玄関ホールまで行き、置いてあったガラス製の灰皿を落して割っていた。
ツナギ型パジャマのお陰で便はなんとか漏れていなかった。
自宅最終日の日まで、やらかしてくれる。

バタバタしているうちに介護タクシーが来てT病院へ行った。
ケアマネさんも同行して下さった。
母はニコニコと機嫌が良かった。
認知症の検査をはじめその他諸々の検査があった。

医師からの説明によると、やはりもう立つことは不可能のようだ。
そもそもここの病院は歩く事・立つ事よりも、扱い難いお年寄りを薬で大人しくさせるのが主だとの事。
また薬でグッタリか・・・。
特養に行くにしてもどこに行くにしても集団生活をする為にはやはり薬で静かにさせるしか方法がない。
お薬がうまく合うと良いのだけれど・・・
ただ、年齢も年齢だからいきなり心臓も止まることもあるとか色々とマイナスな話も聞かされた。

母を入院させ、午後、家に戻り、ガランとした部屋を見ると、急に声をあげて泣き出してしまった。
あんなに煩くて仕方なかった母がいない。
母が使っていた食器、服などが目に入る。
母の笑顔が浮かぶ。
なぜ、こんなに悲しいのだろう。
自分が楽をするために母を姥捨て山に捨てたような感じがしてならない。

サ高住は綺麗で静かだったけど、基本、寝る・食べるのみだ。
療養型医療施設のほうが食後は車椅子のままTVを見せたり、たまには筋肉を伸ばす運動などもあるそうだ。
何が嫌なんだろう。
やっぱり精神科という病院が怖いのかな・・
強いお薬で何かされるイメージなのか!?

特養に入ったなら、ここまで悲しくなかったのかな。
特に母がショートステイで気に入っていた所、あそこの特養に入れたらもう少し気分はマシだったのだろうなぁ。

療養型医療施設に入ってしまったら、生きて出られるのだろうか?
年齢が年齢なだけに“死を待つ病院”なんだろうか?

病院ではたぶん夕方、夜中、不穏になるだろう。
大きな声で騒ぐだろう。そしたらまた薬を与えられる。
薬で大人しくさせられる。
見る見るうちに弱って行くかもしれない。
そうなると、今年中に亡くなってしまいそうだ。

特養だったらどうだろう?療養型医療施設よりもまだマシかな?
あと3、4年は生きられるかな?
でも特養でも大声で騒いだり不穏になったりする人は入れてもらえない。
結局はまず療養型医療施設で大人しくさせる為の薬の調合が必要なんだ。

本当に馬鹿だなぁと思う。
まぁボケているから仕方ないけど、普通に大人しくしていれば薬を飲まされることもないのに。
私への執着が自分の命を短くするなんて皮肉なことだ。




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風

Author:風
貧血、椎間板ヘルニアはかなり良くなってきました。
病気以来、身体に良い物を食べる事、適度な運動をする事は大切であると痛感しています。
普通に生活できる事は素晴らしい事であり、感謝するべきものなんですね。

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